
私自身、子どもが哺乳瓶を完全に拒否していた時期があり、本当に大変でした。
もちろん、母乳だけで育てるのもひとつの選択肢ですが、「もし哺乳瓶も使えるようになっていたら、もっと楽だったかも…」と思うこともありました。
医学的に「哺乳瓶拒否を必ず治さなければいけない」というわけではありませんが、実際に経験してみて、できれば早いうちに対応しておくと後々ラクになるケースも多いと感じています。
そんな我が家の実体験も交えながら、直し方や息子が実際に飲んでくれた哺乳瓶の紹介もしていきます。
少しでも哺乳瓶拒否でお困りのご家族のご参考になれば幸いです。
哺乳瓶拒否が始まったら、直したほうがいいの?
哺乳瓶を嫌がって飲まない【哺乳瓶拒否】
お恥ずかしながら、子どもを産むまであまり知らなかった哺乳瓶拒否でしたが、私の息子も哺乳瓶拒否になりました。
3.4か月のころに哺乳瓶ではあまり飲まない様子がたまに見られましたが、直接授乳で飲んでくれるし、スキンシップにはなるしそのうち治るよねと考えていました。
その為、嫌がるときは、直接授乳で母乳をあげていました。
するとだんだん、哺乳瓶を完全拒否するように!!
哺乳瓶拒否が困ったのは、人に預けられないということです。
ママのおっぱいを欲しがるので、常に一緒で行動するのが必須になっていました。
これがなかなか大変なんです。
ママの1人時間がなかなか確保できなくて、1人外出なんて夢のまた夢となっていました。
ママと離れても水分が取れれていたら問題ないのかもしれませんが、母としては「おっぱいしか飲めないから、一緒にいてあげないと」といった使命感に駆られていました。
離乳食をしっかり食べるようになってからは、少しずつ離れても大丈夫な時間が長くなってきました。
しかし、哺乳瓶拒否を経験した身としては、克服できるのなら早いうちに対策することをおすすめします!
そんな、息子も急にミルクを克服しました!
どうやって克服したのか、実践方法を後ほど紹介します。
この記事では、哺乳瓶拒否の原因や対処法、おすすめの哺乳瓶についてもくわしくお伝えしていきます。
赤ちゃんが哺乳瓶拒否する原因は1つじゃない
赤ちゃんが哺乳瓶拒否をする原因は1つとは限りません。
さまざまな要因が考えられます。味やにおいが気に入らない。形状が合わない。周りの環境がいつもと違うなどなど、、、。
赤ちゃんが哺乳瓶拒否をするときに、主に考えられる原因を以下にいくつか挙げてみました。
- 哺乳瓶の乳首が合わない(形状・素材・流量など)
- おっぱいとの混乱(乳頭混乱)
- ミルクの温度が気に入らない
- ミルクの味が気に入らない
- おなかが空いていない
このような原因により、赤ちゃんが哺乳瓶拒否をしてしまうことがあります。
赤ちゃんが母乳だけで十分に成長していてお医者さんから栄養不足などを指摘されていない場合については、哺乳瓶拒否でも問題ないようなのでご安心ください。
一度、産院やかかりつけ医などで相談することをおすすめします。
それでは、赤ちゃんが哺乳瓶拒否をする原因とそれぞれの対処法について詳しく解説していきます!
①哺乳瓶の乳首が合わない(形状・素材・流量など)
割りと多いパターンがこれ!
哺乳瓶の乳首が赤ちゃんに合っていない。または、赤ちゃんが哺乳瓶の乳首に違和感を感じている。
赤ちゃんに合っていない乳首だと、うまく飲めなくて哺乳瓶を嫌がるというケースです。
「赤ちゃんの成長に乳首が合ってない」「乳首の形状が嫌い」「乳首の口触りが嫌い」「乳首のサイズが合わない」などさまざまな原因が考えられます。
対策★哺乳瓶の乳首が合わない時
哺乳瓶の乳首が合わなくて、赤ちゃんが哺乳瓶拒否している場合は、乳首をほかの物に変えることで、哺乳瓶拒否が治ることもあります。
メーカーによって、乳首の形状やミルクが出てくる穴の形状もすこしずつ異なります。
乳首の形状については、丸穴やY字、またはクロスカットなどの種類があります。
赤ちゃんが気に入るまで、さまざまな哺乳瓶を試してみると、克服できる可能性もありますよ。
また赤ちゃんの吸う力は、日に日に成長していきます。
乳首も月齢に合った乳首を選ぶことも非常に重要です。
今、お使いの乳首はお子様の月齢に合っているか、お子様の吸う力に合っているかを確認してみましょう。
実体験★いろんな哺乳瓶試してみたよ!
実際、息子が哺乳瓶拒否になったとき、我が家はパパがたくさん哺乳瓶を購入してきました。
もともとは「母乳実感」を使っていました。
webで検索すると、「母乳実感」が一番赤ちゃんが飲みやすいとか、哺乳瓶拒否克服できた!と書いてあることが多かったです。
その為、うちは母乳実感でだめだから、ほかの試しても意味ないなと思ってました。
しかし、パパがいろんな哺乳瓶を買ってきてくれて息子が好きな哺乳瓶が判明!
それがBettaとchuchuでした!!!
(哺乳瓶については、後ほどご紹介します。)
全国の赤ちゃんには母乳実感が人気のようですが、うちの子は例外でした!
きっと、皆様の赤ちゃんも好みの哺乳瓶がああるはずです。
根気強く哺乳瓶を試してみるのもおすすめです。
②おっぱいとの混乱(乳頭混乱)
哺乳瓶と母乳では、赤ちゃんが吸うときの口の動きが違うようで、赤ちゃんが混乱してしまい哺乳瓶を嫌がることがあるのです!
また、その逆で母乳を嫌がることもあります。
同じように見えますが、母乳と哺乳瓶では、吸うリズムや舌の使い方が異なるんですね。
対策①★母乳を吸うときと同じような動きで吸える乳首を使う。
哺乳瓶の乳首でも「深く咥えて、舌で絞る」動きが必要な乳首が母乳を吸うときと似ているものを選ぶと良いでしょう。
哺乳瓶の乳首選びがいかに重要かということがわかりますね。
対策②ママ以外の人が哺乳瓶であげる
赤ちゃんはママの匂いに敏感です。
「ママはおっぱいがあるのに、哺乳瓶は嫌だ!」と感じてるかもしれません。
ママ以外の人が哺乳瓶であげるとおっぱいのことも忘れて飲んでくれることもありますよ。
実際に、私もパパが哺乳瓶でミルクをあげる方が飲んでくれることが多かったです!
ママの匂いが分かっていることがとても尊いですよね。
スキンシップを取りたい気持ちを抑えて、可能な時はパパに哺乳瓶でミルクをお願いしてみましょう。
対処法③おっぱいを吸わせてからほ乳瓶に切り替える
初めにママのおっぱいで授乳してから、哺乳瓶にすり替える方法です。
少しおっぱいを飲ませてから、哺乳瓶を与えてみましょう。
意外とすんなり飲んでくれる可能性があります!
実際に、私の息子の場合は空腹すぎると泣きわめくので、断固哺乳瓶拒否になってしまいます。
その為、少し母乳を飲ませてから哺乳瓶に変えるとまだ飲んでくれる可能性が高かったです。
大人も空腹すぎると機嫌悪くなっちゃいますよね。
赤ちゃんも落ち着いた状態の方が、冷静に飲んでくれるのでしょう。
③ミルクの温度が気に入らない
ミルクの温度が熱すぎたり、ぬるすぎたり、赤ちゃんによっても好みが異なります。
ミルクを作るときに温度を調整してみましょう。
一般的には人肌くらいの温度(36℃)が適温とされています。
対策★いろんな温度のミルクで試してみる
いろんな温度のミルクを試してみよう!
ミルクが熱すぎていたり、冷たすぎていると赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がることがあります。
ミルクを与える直前に自分の手首で温度を確認しましょう。
また、哺乳瓶の乳首を温めてから咥えさせると飲んでくれることもあります。
息子の場合は、常温や冷えたミルクの方が飲んでくれました!
常温で飲める缶ミルクや溶かした粉ミルクを冷蔵庫で冷やしてあげると、ごくごく飲んでくれていました!冷たいミルクが好きな赤ちゃんもいるんですね。
熱すぎるとやけどの危険がありますが、息子のように冷たいミルクを好む赤ちゃんもいるので試してみるのもおすすめです。
冷たすぎると嫌がるでしょ。。。と思っていたのに、冷蔵庫で冷やしたミルクも飲んでくれたのびっくりしたことが記憶に残ってます。
教科書通りにいかないのが育児の醍醐味ですね。
我が子の好みが見つかるまでとことん付き合って行きましょう!!
⑦おなかが空いていない
そもそも空腹になっていない可能性があります。
いつもと同じ時間感覚でミルクをあげてるのに、全然飲まなくなった場合でも、おなかが空いてない可能性もあります。
赤ちゃんは日々成長します。
成長とともに、ミルクを飲める量やペースも変化します。
日々成長する赤ちゃんにとっては通常のことなのです!
対策★時間をおいて再度ミルクをあげる
少し時間をあけて、ミルクをあげてみる。
哺乳瓶を飲まなくても、機嫌がなおりそうだったらおっぱいをあげずに時間を置いてみましょう。
私は、息子が哺乳瓶飲まないときは、すぐにおっぱいをあげてしまっていました。
しかし、産後ケアホームの助産師さんに「哺乳瓶のまなくても、すぐにおっぱいあげなくていいのよ。機嫌が治りそうだったら、もう少し時間をおいてみようね。」とアドバイスいただきました。
少し泣いちゃうと、「早く母乳あげなきゃ!」と焦ってしまいます。
しかし、おもちゃであそんだり、お外をお散歩するだけで赤ちゃんの期限がなおることもあります。
そんな時は、少し時間をおいてから再度哺乳瓶で挑戦してみましょう。
哺乳瓶拒否の息子が飲んだ!哺乳瓶紹介
「何本も試したのに、どれもダメ…」
そんな息子が、ある日ゴクゴクとミルクを飲んでくれた奇跡の哺乳瓶がありました。
ここでは、実際に試した中から息子が受け入れてくれたおすすめの2本を、写真付きでご紹介します。
選んだポイントや、使って感じたメリットもあわせてまとめました。
実際に使ってみた哺乳瓶2選【特徴と使用感】

① ChuChuベビー(チュチュベビー)
| 項目 | 内容 |
| 特徴 | スリムな乳首/マットな質感 |
| 素材 | 柔らかく、自然な肌ざわり |
| 使用感 | 母乳実感よりも柔らかく感じた |
| ネットの声 | 哺乳瓶拒否を克服できたという口コミ多数 |
ChuChu(チュチュベビー)哺乳瓶の特徴
- スーパークロスカット乳首
赤ちゃんの吸う力に応じてミルクの流量が調整される構造。飲んでいないときは閉じて漏れず、吸うとミルクが出るため、母乳に近い感覚で飲ませられます。 - 全月齢対応の乳首
乳首のサイズ変更が不要で、新生児から卒乳まで1サイズで使用可能。これにより、月齢に合わせた乳首の買い替えの手間が省けます。 - 日本製の安心品質
全てのパーツが日本製で、自社工場で検品・生産されています。品質管理が徹底されており、安心して使用できます。 - シンプルでおしゃれなデザイン
ボトルはボーダータイプのメモリで、シンプルかつおしゃれなデザイン。育児グッズとしてだけでなく、見た目にもこだわりたい方におすすめです。 - スリムタイプと広口タイプの2種類
スリムタイプは持ち運びに便利で、広口タイプは洗いやすく、粉ミルクの調乳がしやすい設計。用途に応じて選べるのが特徴です。 - PPSU製とガラス製の素材選択
PPSU製は軽量で割れにくく、外出時に便利。ガラス製は耐熱性に優れ、長期間使用できます。シーンに合わせて使い分けが可能です。 - 紙パック用乳首の対応
紙パック用乳首を使用することで、哺乳瓶がなくても紙パックのまま飲ませることができます。外出時や急な授乳に便利です。
Chuchuベビーのポイント
- 乳首が細くスリムで、赤ちゃんがくわえやすい設計
- 柔らかいマットな素材で、触り心地が優しい
- 乳首の形状が母乳の乳首に近く、自然な飲み心地をサポート
- 乳首の柔らかさが赤ちゃんの警戒心を和らげ、受け入れやすい
- SNSや口コミで哺乳瓶拒否克服に効果があったと多くの声がある
使用感: ChuChuベビー|細くてやわらかい乳首が特徴
スリムな乳首と柔らかい感触が息子には合っていたようで、初めてミルクを飲んでくれた哺乳瓶です。
SNSやレビューでも「哺乳瓶拒否を克服した!」という声が多く、一度は試してみる価値ありです。
息子にChuChuベビーの哺乳瓶を初めて差し出したとき、彼は少し戸惑いながらも、恐る恐るくわえてくれました。
それまで何本も拒否されてきた中で、ようやく口にしてくれた瞬間。
こちらも息をのむように見守っていました。
飲み始めは決してスムーズではありませんでしたが、ゆっくり、でも確実にミルクを飲んでくれる姿に、心の底からホッとしたのを覚えています。
この哺乳瓶の乳首は、スリムで柔らかく、マットな質感が特徴です。
他の哺乳瓶と比べても、乳首の細さとやわらかさが際立っていたように思います。
赤ちゃんにとって咥えやすい形状だったのかもしれません。
特に、母乳育児から哺乳瓶へ移行するタイミングの子にはぴったりなのではと感じました。
また、使っていて気になる点やトラブルは特にありませんでした。シンプルなデザインでお手入れもしやすく、日常使いにもストレスがなくて助かりました。
② ドクターベッタ(Dr. Betta)

| 項目 | 内容 |
| 特徴 | 右に傾いた独特の形/スタイリッシュなデザイン |
| 製造 | 国内職人による日本製 |
| 乳首 | ブレイン乳首(助産師さん考案)使用 |
| 飲み口 | クロスカットタイプを使用 |
ベッタ(Betta)哺乳瓶の特徴
- 小児科医考案の独自カーブ設計
ドクターベッタ哺乳瓶は、小児科医が考案した独特のカーブが特徴です。 これにより、赤ちゃんが母乳を飲む姿勢と同じ姿勢でミルクを飲むことができ、耳へのミルクの流れ込みを防ぎ、誤嚥を防止します。 - 2種類の乳首タイプから選べる
ベッタの哺乳瓶には、以下の2種類の乳首タイプがあります
- ブレイン乳首: 助産師と共同開発された「ママの乳首」を目指したデザインで、赤ちゃんの吸う力を促進し、アゴの発達をサポートします。
- ジュエル乳首: 赤ちゃんの飲みやすさを重視したデザインで、飲みやすさを最優先に考えています。
- ブレイン乳首: 助産師と共同開発された「ママの乳首」を目指したデザインで、赤ちゃんの吸う力を促進し、アゴの発達をサポートします。
- 3種類の素材から選べる
ベッタの哺乳瓶は、以下の3種類の素材から選べます
- 広口タイプとスリムタイプから選べる
ベッタの哺乳瓶は、以下の2種類のタイプから選べます:
- 日本製の高品質
ベッタの哺乳瓶は、全て日本国内で製造されており、品質管理が徹底されています。 これにより、安心して使用することができます。
参考|ベッタ公式サイト
Dr.Betta のポイント
- ママのおっぱいを飲む時と同じ口の動きで飲める構造
- 吸うと伸びる乳首で、より自然な感覚に近い
- 表面に波状の模様、空気弁がしずくマーク
- クロスカットは赤ちゃんの吸う力でミルクが出る
ドクターベッタ哺乳瓶の使用感
乳首の素材は母乳実感と似ているように思えました。
「おっぱいと同じ動き」で飲める点が、哺乳瓶拒否だった息子にフィットしたのかもしれません。
息子は最初、少し警戒している様子でした。
一度口から離したこともありましたが、再度乳首を口に近づけると、ちゃんと飲んでくれました。
ミルクがしっかり出てくるようで、ごくりと飲む姿が印象的でした。
飲むときは途中で休憩を挟みつつも、ゆっくり確実にミルクを飲み進めていました。
この哺乳瓶の乳首は、赤ちゃんが口を動かすことでミルクが出る仕組みになっているため、息子にとっても飲みやすかったのだと思います。
親目線では、スタイリッシュなデザインがおしゃれで気に入っていますし、縦にしても使いやすいのが嬉しいポイントです。
まとめ|哺乳瓶拒否でも合う一本が見つかる
| 商品名 | 飲んでくれた? | 特徴 | 備考 |
| ChuChuベビー | ◎ | スリム乳首/やわらか素材 | SNSでも話題 |
| ドクターベッタ | ○ | おっぱいに近い構造/クロスカット | ブレイン乳首使用 |
育児はマニュアル通りにいかないもの。
赤ちゃんにはそれぞれ個性があり、好みも違います。
「これなら絶対大丈夫!」とは言えませんが、根気よく試すことでぴったりの一本に出会えるかもしれません。
私も、何度も失敗して心が折れかけましたが…
この2本に出会って、ようやく希望が見えた気がしました。
哺乳瓶拒否でお悩みの方の、少しでも参考になれば嬉しいです。
哺乳瓶拒否と向き合って感じたこと【体験談】
哺乳瓶を嫌がる息子との毎日は、想像以上に大変で、何度も心が折れそうになりました。
「なんで飲んでくれないの?」「私のやり方が悪いのかな…」と自分を責めることもありました。
ここでは、そんな哺乳瓶拒否の時期を乗り越えてきた私自身の体験を通して、感じたことや学んだことを正直にお話しします。
同じように悩んでいる方の心が、少しでも軽くなりますように。
-1ママの気持ちと葛藤
息子が生後3〜4か月を迎えた頃、少しずつ哺乳瓶を嫌がる様子が見えはじめました。
でもその時は、「おっぱいなら飲んでくれているし、特に問題ないかな」なんて、深く考えていませんでした。
ところが、5か月になる頃には、完全に哺乳瓶を拒否。
哺乳瓶をくわえさせようとしても、顔をそむけて泣き出し、まったく飲んでくれない。1ミリたりとも口にしてくれない日々が続きました。
そんな時でした。
ずっと先延ばしにしていた新婚旅行の話が、ふと夫婦の間で持ち上がったのです。
「ヨーロッパに行ってみたいね」
「今しか行けないかも」
「できれば、息子は両親に預かってもらえたら…」
私たちにとって、夫婦2人だけで海外に行く機会なんて、きっと今後しばらくは訪れない。
それなら、なんとかそのときまでに哺乳瓶拒否を克服させたい──。
そう思ったのが、本格的に哺乳瓶対策を始めたきっかけでした。
もちろん、哺乳瓶を使う理由は家庭によってさまざまです。
「保育園に入れるためにミルクに慣れてほしい」
「授乳がつらくて、負担を分担したい」
「外出先で少しでも楽に授乳したい」──
私も最初は前向きな気持ちでスタートしました。
でも思うように進まない現実に、少しずつ心が疲れていったのを覚えています。
「早く克服させなきゃ」
「このままじゃ旅行も保育園も無理かもしれない」
そんな焦りがどんどん大きくなって、うまくいかないたびに落ち込んでいました。
ある日、知人にこう言われたことがありました。
「母乳飲めてるなら、無理にミルク飲ませる必要ないんじゃない?」
悪気のない一言だったのだと思います。
けれどそのときの私は、「私の努力って無意味なの?」と、胸がぎゅっと締め付けられるような思いでした。
哺乳瓶拒否は、単なる「飲むか飲まないか」だけの問題じゃなくて、
ママの心の余裕や、家族の生活スタイル、育児への向き合い方まで、いろいろな気持ちが絡み合う問題なんだと感じました。
それでも、少しずつ前に進む中でわかってきたことがあります。
「焦らなくてもいい」
「赤ちゃんにも赤ちゃんのペースがある」
「うまくいかない日があっても、自分を責めなくていい」
そんなふうに、自分にも息子にも優しくなれた時、少しだけ光が見えてきた気がしました。
哺乳瓶拒否と向き合った時間は、決して楽ではなかったけれど、
今思えば、親としての覚悟や成長をくれた大切な時間だったのかもしれません。
-2無理に飲ませなくてもいいと思えた瞬間
「どうしても哺乳瓶で飲んでほしい」
そう願えば願うほど、うまくいかない現実に押しつぶされそうで、気づけばため息ばかりついていました。
SNSでは「この哺乳瓶で飲みました!」「哺乳瓶拒否克服できました!」という投稿があふれ、
まるで自分だけが取り残されているような気がして、スマホを閉じたまま涙がにじむ日もありました。
そんなある日。何本目かの哺乳瓶を手に取り、最後の気力を振り絞ってトライしたものの、やっぱり息子は泣き出しました。
私は抱っこしながら、その小さな背中をトントンとさすりながら、ぽろりと涙をこぼしました。
「……ごめんね。きっと、無理させていたのは私のほうだったね」
ふと、心のどこかにあった「ちゃんとしなきゃ」の鎧が、音を立てて崩れたような気がしました。
“今じゃなくてもいい。いつかきっと、この子なりのタイミングが来る”
そう思えた瞬間、肩の力がふっと抜けたのです。
それからは、自分に余裕のある日だけ、そっと哺乳瓶を差し出すようにしました。
焦るのをやめたことで、息子にもどこか安心感が伝わったのかもしれません。
今までピリピリしていた空気が、少しだけやわらかくなった気がしました。
お昼寝から起きて機嫌のいいタイミング、いつもの抱っこスタイル、哺乳瓶の温度、ミルクの種類――
いろんな条件を少しずつ変えながら、いろんな哺乳瓶を試してみました。
たったひとくち。ほんの数ミリ。
でも、初めて自分から哺乳瓶の乳首をくわえてくれたときの、あの胸の高鳴りは今でも忘れられません。
「飲んでくれた……!」
その小さな一歩が、私にとっては涙が出るほど嬉しい、大きな前進でした。
哺乳瓶拒否を克服する道のりは決して簡単じゃない。
でも、焦らず、比べず、赤ちゃんのペースに寄り添うこと。
その大切さを、私はこの経験から教えてもらった気がします。
-3今だから言えるアドバイス
あのころの私は、とにかく焦っていました。
「哺乳瓶を受け入れてくれないと困る」「早く飲めるようにならなきゃ」――そんな気持ちに追われる毎日。
ネットで情報を集めては落ち込み、試してはうまくいかず、途方に暮れていました。
でも今、少し時間が経って思うのです。
“あのときの自分に、もっと優しくしてあげたかった”と。
哺乳瓶拒否は、ママのせいでも赤ちゃんのせいでもありません。
ただ赤ちゃんには赤ちゃんなりの「理由」と「ペース」があるんですよね。
それに気づくまでに時間はかかったけれど、だからこそ、今の私から伝えたいことがあります。
まずは、「焦らなくていいよ」ということ。
何日も、何週間も、飲んでくれないと心が折れそうになるけれど、ママの不安や緊張は、想像以上に赤ちゃんに伝わってしまいます。
だからこそ、まずは自分の気持ちを整えること。心が疲れているときは、思い切ってお休みすることも大事です。
そして、「比べなくていい」ということ。
SNSには、あっさり哺乳瓶を受け入れてくれた赤ちゃんの話があふれています。
でも、それはほんの一部。
うまくいかなくて悩んでいるママのほうが、実はたくさんいるということ、忘れないでほしいなと思います。
最後に伝えたいのは、「あなたの頑張りは、ちゃんと赤ちゃんに届いているよ」ということ。
うまくいかなくても、泣いても、逃げたくなっても。
それでも繰り返し向き合おうとしているあなたの姿を、赤ちゃんはちゃんと見ています。
いつか笑って「あの頃、大変だったね」と言える日が来ます。
だから今日だけは、自分のことも少しだけ褒めてあげてくださいね。
まとめ | 赤ちゃんに合う方法が必ず見つかる
哺乳瓶拒否は、すぐに解決できるものではないからこそ、悩みも尽きないものですよね。
でも大丈夫。赤ちゃんにもママにも合う方法は、必ず見つかります。
ここで少し立ち止まって、これまでを振り返りながら、心を軽くするヒントをまとめてみました。
①無理せず、焦らず、赤ちゃんに合わせて
哺乳瓶拒否は、決してめずらしいことではありません。
どんなに試しても飲んでくれないと、「どうしてうちの子だけ…?」と心が折れそうになりますよね。
でも、赤ちゃんにも「好き」「嫌い」「慣れ」があるのは自然なこと。
うまくいかないときは、それが今のその子にとっての“タイミングじゃない”だけなのかもしれません。
ママが頑張っている姿は、赤ちゃんもちゃんと感じています。
だから、無理せず、焦らず――その子のペースに合わせて、少しずつ向き合っていけたらそれで大丈夫。
赤ちゃんに合う方法は、きっと見つかります。
②一人で悩まず相談してみよう あなたは決して一人じゃないということを。
周囲に頼れる人がいるなら、ぜひその手を借りてください。
家族や友人、地域の子育て支援センター、保健師さん…。
ひとこと相談するだけでも、心がふっと軽くなることがあります。
毎日子育てに追われながら、哺乳瓶拒否とも向き合うのは本当に大変なこと。
がんばっているのにうまくいかないと、つい自分を責めたくなってしまいますよね。
でも、どうか忘れないでください。
「私だけが頑張らなくちゃ」と思い詰める必要はありません。
赤ちゃんを育てるのは、ママだけの責任じゃないから。
小さな一歩でも、誰かと一緒ならきっと前に進めます。



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